【かけ算】かけ算ってなに?かけ算の意味をわかりやすく解説します!
小学2年生になると、いよいよスタートする「かけ算」。かけ算といえば、九九の暗記を思いうかべる人も多いかもしれませんね。しかし、おぼえてしまえばそれでよいというわけではなく、かけ算のしくみを理かいしてから、九九をおぼえたほうが、文しょう問だいで式を考えるときにも役立ちます。今回は、そのかけ算について見ていきましょう! 目次 1.かけ算って何?~かけ算(掛け算)の定義~ 1年生でべんきょうしてきた「たし算」は、 となります。これを図にすると、 というように、「2こ」と「3こ」をあわせて、1つのまとまりにします。 一方、「かけ算」の問だいでは、 となります。これを図にすると、 このように、「3こずつ」が「5こ」あるので、 ということになります。正しい式ではありますが、たし算を4回もしなくてはいけないので、まちがえやすくなりますし、計算に時間がかかります。 学校では、「算数は、『は(早く)か(かんたん)せ(せいかくに)』を目指しましょう」と教わります。そこで、かけ算の登場です! 「3このまとまり」が「5こ」と考えて、 となります。計算は1回なので、「はかせ」になり、スッキリした式になりました。九九を覚えるのは、この計算をするためです。 「×(かける)」の前の数を「かられる数」「×(かける)」の後ろの数を「かける数」と言います。 2.かけ算のきまり かけざんの式には、きまりがいくつかあります。その中で2つ、覚えておくとよいものをしょうかいします。 2-1.かける数とかけられる数で数字のいみがちがう かけ算では、「まとまりの数×いくつ分=全体の数」で計算します。「まとまりの数」は、先ほどのカゴに入っているリンゴの数(3こ)と同じです。例を見てみましょう。 このように、かける数とかけられる数でいみがちがいます。文しょう問だいで式を立てる時には、十分気をつけましょう。 2-2.かける数とかけられる数を入れかえても「答えは同じ」 このように、ならべ方がかわるだけで、りんごの数は同じです。かける数とかけられる数を入れかえても答えが同じことを「こうかん法そく」と言います。この考え方は、九九の答えをわすれてしまった時にも、やくに立つのでおぼえておきましょう。 3.かけ算の教え方と覚え方 はじめにお話ししたとおり、かけ算は式のいみもしっかりと学んでおくことが、これからの学習で大切になります。「九九は言えるけど、文しょう問だいは苦手・・・」と言うお子さんは多いです。これまで見てきたように、問だいや式に合うように図やイラストで表すことができるか、お家の方がお子さんにかくにんしてあげるとよいでしょう。九九の覚え方は、歌やカードなど、楽しんで取りくめるようにされたものがたくさん出ています。かけ算のゲームやクイズをとおして、あきずに取りくんでいくようにしましょう。 九九の覚え方についてはこちら 4.かけ算ゲーム(九九) 子どもが「九九をなかなか、おぼえられない・・・」というときは、ただ暗記させるだけでなく、ゲームで楽しみながら学んでいきましょう!ここでは、お家の方とも遊びやすい「九九でビンゴ!」をしょうかいします。 4-1.九九でビンゴ!の遊び方 かけ算ゲーム「九九でビンゴ!」の遊び方 ① 九九の表から、すきな数字(答えになる数字)をえらんで、ビンゴカードを作ります。② …