はじめに
全国珠算教育連盟、通称全珠連は日本の代表的な珠算連盟の一つです。この記事ではそんな全珠連について、その概要や開催される検定、その受験料やスケジュールについて解説していきます。
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全国珠算教育連盟とは
そもそも全国珠算教育連盟とはどんな団体なのでしょうか。全珠連は昭和28年に全国的に存在していた珠算団体が結集した連盟です。検定や競技大会を行うだけでなく、そろばんの海外進出にも力を入れており、アメリカでそろばんを教えたり、コンクールを実施しています。平成25年には公益社団法人の認定を受けました。
全珠連が開催する各種検定
「2種類の珠算検定・暗算検定・段位検定」がある日珠連と違って、全珠連は「
全珠連珠算検定試験」と「
全珠連暗算検定試験」の2つの検定を開催しており、非常にシンプルです。
珠算検定試験
まずは珠算検定である「
全珠連珠算検定試験」について解説していきます。「
全珠連珠算検定試験」は15級〜十段まであります。
全珠連珠算検定試験(9〜15級)
満点
300点/2種目
試験時間
14分
試験種目
見取算A(150点)
見取算B(150点)
*9級のみ試験種目が「かけ算」「見取算」の2種目となる。点数や試験時間は上に同じ。
合格点
2種目とも100点以上
全珠連珠算検定試験(4〜8級)
満点
450点/3種目
試験時間
21分
試験種目
かけ算(150点)
わり算(150点)
見取算(150点)
合格点
3種目とも100点以上
全珠連珠算検定試験(1〜準3級)
満点
750点/5種目
試験時間
基本的に1種目7分
例外として暗算は3分、応用計算は10分
試験種目
かけ算(150点)
わり算(150点)
見取算(150点)
+
伝票算(150点)
暗算(150点)
応用計算(150点)
から2種目選択
合格点
5種目とも100点以上
全珠連珠算検定試験(初段〜十段)
満点
1800点/6種目
試験時間
基本的に1種目7分
例外として暗算は3分、応用計算は10分
試験種目
かけ算(300点)
わり算(300点)
見取算(300点)
+
伝票算(300点)
暗算(300点)
応用計算(300点)
開法(300点)
から3種目選択
合格点
日珠連と同じく点数により段位認定がされる。
暗算検定試験
次に暗算検定である「
全珠連暗算検定試験」について解説していきます。「
全珠連暗算検定試験」は10級から十段まであります。
全珠連暗算検定試験(7〜10級)
満点
200点/2種目
試験時間
6分
試験種目
見取暗算A(100点)
見取暗算B(100点)
*7級のみ試験種目が「かけ暗算」「見取暗算」の2種目となる。点数や試験時間は上に同じ。
合格点
2種目とも70点以上
全珠連暗算検定試験(1〜6級)
満点
300点/3種目
試験時間
9分
試験種目
かけ暗算(100点)
わり暗算(100点)
見取暗算(100点)
合格点
3種目とも70点以上
全珠連暗算検定試験(準初段〜十段)
満点
600点/3種目
試験時間
9分
試験種目
かけ暗算(200点)
わり暗算(200点)
見取暗算(200点)
合格点
日珠連と同じく点数により段位認定がされる。準初段は全種目70点以上で認定。
全珠連の検定受験料
次に全国珠算教育連盟の検定試験の受験料をご紹介します。日珠連と同じく、難易度が上がるほど受験料も高くなっていきます。
珠算検定の受験料
段位 |
3000円 |
1級 |
2400円 |
準1級 |
2200円 |
2級 |
1800円 |
準2級 |
1700円 |
3級 |
1600円 |
準3級 |
1500円 |
4~準6級 |
1100円 |
7~10級 |
1000円 |
11~15級 |
600円 |
暗算検定の受験料
段位 |
1600円 |
1~3級 |
1000円 |
4~6級 |
900円 |
7~10級 |
600円 |
全珠連検定の開催スケジュール
次に全国珠算教育連盟が開催する検定試験のスケジュールをご紹介します。日珠連より開催頻度は多いですが、日珠連と同じく難易度が上がるほど開催頻度は低くなります。
年に6回開催
・珠算段位
・暗算段位
・珠算1級〜準3級
年に12回開催
・珠算4〜15級
・暗算1〜10級
おわりに
ここまで全国珠算教育連盟について、その概要から、検定について受験料やスケジュールをご紹介してきました。この記事がみなさんのお役に経てば嬉しいです。
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