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そろばんの使い方|部位や数の表し方の基本知識と簡単な足し算のやり方

そろばんをするときの姿勢と指の役割

ここでは、そろばんを始めるにあたって必要な道具、そろばんを持つ手や姿勢、そろばんを弾く指について解説します。難しいことではありませんが、何事も始めが肝心です。1つずつチェックしてみてください。

そろばん学習に必要なものを揃える

そろばん学習に必要なものは、そろばん・そろばんケース・文鎮・筆記用具・道具を入れるバッグです。そろばん教室によって、指定品を購入する場合があるので、詳細は各教室で確認しましょう。

そろばん

そろばんの桁数は23桁のタイプがおすすめです。桁数が多いと子どもには大きすぎて扱いにくく、あまりに小さいとすぐに買い替えが必要になります。

また、珠の材質は必ず木製を選びましょう。プラスチック製は動かしやすい分すべりやすく、ちょっとした振動で珠が動いてしまいます。値段は、ケース付きで2千円台からあります。

文鎮

文鎮というと、習字で使うものを思い浮かべる方が多いかもしれません。そろばんでは、習字用より短いタイプのそろばん用文鎮を使います。

始めから揃える必要はなく、検定試験を受けるようになったら購入すると良いです。文鎮で、問題用紙がずれないように押さえるために使います。ただ、プリント学習が中心のそろばん教室の場合は文鎮が必要になるので、そろばんなどの道具と合わせて購入しましょう。

そろばんは左手で持つ

そろばんは、左手で持つのが基本です。右利きの人は、左手にそろばん、右手は鉛筆を握ったまま計算します。

左利きの人は、左手で鉛筆を握ったまま、そろばんを持つため、右手には何も持つものがありません。右利き・左利きにかかわらず、計算するのは右手です。左利きの人への対応は、教室により違いがあるので、左手でそろばんの珠を弾く場合もあります。

そろばんは右手の親指と人差し指で弾く

そろばんで使うのは、右手の親指と人差し指です。親指は一珠の上げ下げに使います。人差し指は五珠の上げ下げと一珠を下げる時にも使います。

ただ、一珠を下げる時に人差し指を使わない指導をする先生もいますが、指導法の1つなので間違いではありません。そろばんでは、親指と人差し指の使い方が重要です。この2本の指をいかにコンパクトに速く動かせるかが上達を左右するといっても過言ではありません。

そろばんの部位名称と役割

そろばんの部位にはそれぞれ名称と役割があります。計算をする上で重要な部位について解説しますので、以下の3つは必ず覚えておきましょう。

  1. 定位点
  2. 一珠
  3. 五珠

1.定位点(ていいてん)

定位点とは、そろばんの五珠と一珠を分ける白い部分(梁:はり)にある黒い点のことです。定位点のある桁を1の位とし、左へ10の位、100の位と位が上がっていきます。右に進むと小数点を表します。

そろばんには複数の定位点がありますが、いったん1の位を決めると、計算の途中で別の位置に1の位を置くことは絶対にありません。また、コンマの役割もあり、1000の位以上の大きな数字の読み取りに役立ちます。

2.一珠(いちだま)

梁の下にある珠が「一珠」です。1つの珠で1の値を表し、全部で4つあります。例えば、3つの一珠がつながって梁に付いている場合、「3」の値を意味します。また、一珠が梁に1つも付いていない状態は、一珠が使っていないので値は「0」という具合です。

3.五珠(ごだま)

梁の上にある珠が「五珠」です。五珠は、名前の通り1つで5の値を表します。五珠は梁の上に1つしかありません。五珠は、梁に付いている場合「5」、付いていなければ「0」の値を意味します。

そろばんの珠は、歴史とともに数が変化しています。室町時代に中国から伝わったそろばんは、7つ珠そろばんと呼ばれ、五珠が2つあり、一球は5つありました。明治時代には五珠が1つと一珠5つのそろばんが登場し、1938年(昭和13)の小学校教科書の改訂にともない、現在のそろばんが普及したのです。

そろばんの数の表し方


ここでは、そろばんの数の表し方を紹介します。実際に、数をかぞえながらそろばんの珠を動かしてみましょう。パチパチと珠の弾く音を聴くと、そろばん教室に通っているようで楽しくなります。

1から4までの表し方

計算を始める前には、五珠と一珠が梁から離れている状態にします。珠が、全く動いていないゼロの状態です。1から4までの増やし方は、1番上の一珠から1つずつ、親指の腹部分で上げていきます。4から1への減らし方は、人差し指の腹部分で1番下はら1つずつ下ろしていきます。慣れてくると、複数の珠を同時に動かすことも可能です。

5の表し方

5の増やし方は、人差し指の腹部分で五珠を下げます。減らし方は、人差し指の爪部分を五珠に当てるようにして引き上げます。一珠と動きが逆になるので、注意しましょう。親指を使わないよう、人差し指での正しい指使いを覚えることが大切です。

6から9までの表し方

6から9の増やし方は、五珠をおいた状態で一珠を親指の腹部分で、1つずつ上げていきます。減らし方は人差し指の爪部分で、一珠を1ずつ下げていきます。

また、6から9の数を1回で表すやり方も覚えましょう。五珠と一珠を同時につまむように動かします。減らし方は、少し難しいかもしれません。まず、一珠を人差し指の腹部分で下げ、次に五珠を人差し指の爪部分で上げます。このやり方は、5珠にいくつの1珠を足すのかを考えなければなりません。つまり、6を置く時は「5+1=6」を思い浮かべ、五珠と一珠を1つずつを移動させます。

一珠と五珠を使って、1から9までの数字を増やしたり減らしたり自在にできるようになったら、簡単な足し算や引き算にチャレンジしましょう。

簡単な足し算のやり方

ここでは、簡単な足し算のやり方を解説します。数の表し方が理解できたら、一桁の足し算を練習してみましょう。暗算でできるような問題で構いません。大切なのは、正しい指使いを身につけることです。

シンプルな足し算

珠を2回動かすだけのシンプルな足し算から始めましょう。一珠を2回、五珠と一珠を1回ずつの足し算です。

例えば、以下の問題での指使いを説明します。答えが分かったとしても、式の通りに珠を弾くことを重視しましょう。

  • 「1+1」は、一珠を2回上に弾いて終わりです。一珠が2つ上がった状態になるので、答えは2となります。
  • 「5+2」は、五珠を下に弾き、続けて一珠を2つを一回で上に弾きます。五珠が下がり、一珠が2つ上がった状態になるので、答えは7です。
  • 「6+3」は、五珠と一珠を1つを同時に弾き、続けて、一珠を3つを一回で上に弾きます。五珠が下がり、一珠が4つ上がった状態になるので、答えは9です。

答えが5になる足し算

答えが5になる足し算では、急に難しくなったように感じる人が多いようです。シンプルな足し算では珠を2回動かすだけでしたが、答えが5になる場合は珠を3回動かさなければなりません。1回増えることが、難しくさせているのです。

例題で説明します。

「4+1」は、一珠を4つ同時に上へ弾きます。次に「1」を足すには、すでに4つ弾いているので一珠が足りません。ここで、「4を5にするには1が必要」と考え、「4+1」の「+1」を「5-4」と置き換えて計算します。

五珠を下に弾いて、4つの一珠を下に弾きます。つまり、5を足して4を取るということです。そうすると、五珠だけが残っている状態になるので、答えは5です。

五珠を使った計算で絶対に覚えておきたいのが、5になる数字の組み合わせです。組み合わせは、「1と4」「2と3」「3と2」「4と1」の4つしかありません。この組み合わせを覚えておくことで、計算がスムーズになります。

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この記事の執筆者

そろばんToZ 編集部

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToZ」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行なっています。

そろばんToZ 編集部

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