右脳が発達するのは何歳まで?
ネット上では様々な意見がありますが、実際に何歳までかは決まっていません。なぜなら、脳細胞は70代を過ぎても新しく生まれることが普通にあるからです。また、ある例では、事故で左脳を失ってしまった30~40代の人の右脳が左脳の機能を補うように成長しました。そもそも、右脳と左手はつながっていますが、ほとんどの人は歳に関係なく、練習すれば使えるようになるはずです。
以上から分かるように、何歳までに右脳が成長するという科学的根拠はないので、焦る必要はありません。
右脳が司る能力とは
ここでは、右脳にのみ見られる能力の中から4つを解説していきます。
・想像力、創造力
・記憶力
・情報処理能力
想像力、創造力
右脳の能力といえば、まず、「そうぞう力」が思い浮かぶのではないでしょうか。実際に様々な研究で、何かを具体的に頭の中でイメージするときには右脳が活性化していることが明らかになっています。
「そうぞう力」の「そうぞう」には2種類の漢字があてられ、それぞれ意味が異なります。
まず、想像力とは「現前の知覚にない物事を心に浮かべる能力(広辞苑より)」のことです。
つぎに、創造力です。創造力とは「新たに造る能力(広辞苑より)」です。
創造は想像したものが結びつくことによって起こるので、これらのいずれの能力も互いに深く関係しています。
記憶力
実を言うと左脳にも記憶するための部位があります。しかし、左脳での記憶方法は論理での記憶で、右脳のイメージでの記憶とは異なります。
それが理由かは分かりませんが、右脳の記憶力は左脳の記憶力の100万倍以上と言われることもあります。
実際に、本の1ページをたったの数秒で覚えてしまう人がいることからも、少なくとも記憶力に関しては、右脳は左脳よりも優れていると言えるのではないでしょうか。
情報処理能力
以下のサイトでは、一般に左脳の情報処理能力は1秒間で40バイト、右脳では1秒間で430万バイトと言われていることが書かれています。実際にこの数値が正しくはないとしても、そこにはものすごい差があり、右脳がこの点において優れているのは明らかです。
本をずば抜けて速いスピードで読む人とそうでない人がいることもどちらの脳をメインで使っているかにあてはめて考えてみると納得がいくのではないでしょうか。
参照:右脳と左脳の情報処理能力の違い | 牧野内直美フラクタル心理学講師 (ameblo.jp)
右脳を鍛える習い事3選
習い事によって、右脳の中でも特に鍛えられる能力が異なりますが、もちろん右脳を使えば、それ以外の能力も成長します。
ここでは、それぞれの習い事が特に右脳のどの能力を鍛えるかという点に絞って、以下の3つの習い事について解説していきます。
・ピアノ
・そろばん
・絵画
習い事 | 費用 | メリット |
ピアノ | 6,000~8,000円 | 想像力、創造力、記憶力、情報処理能力をバランスよく身に付く |
そろばん | 4,000~12,000円 | 特に情報処理能力と記憶力が身に付く |
絵画 | 5,000~12,000円 | 特に想像力と創造力が身に付く |
ピアノ
ピアノを弾くには素早く楽譜を読む力が必要なため、情報処理能力が特に身に付けられるでしょう。また、ピアノは長く経験しているうちに弾く鍵盤とその音を結び付けたり、自分の好きなメロディーを作ったり、楽譜を覚えたりします。
そのため、取り組み方次第では想像力、創造力、記憶力、情報処理能力の全てをバランスよく身に付けることができるのではないでしょうか。
そろばん
そろばんでは、創造力を直接的に身に付けることはできませんが、情報処理能力と記憶力を身に付ける習い事としてはこの中で一番優れていると言えます。
なぜなら、そろばんで計算をする際には、一番簡単な問題でも数十回は指を動かさなければならず、それと同時に計算途中の数字を記憶するからです。難しい問題では1つの計算で何千回も指を動かし、その過程の数字を記憶する必要があります。
また、そろばん式暗算というものを覚えようとする場合は想像力が必要とされるため、取り組み方次第では想像力も身に付きます。
そろばんとピアノを比べると、指を動かす回数や記憶する量はそろばんの方が圧倒的に多いため、ただ習うだけであればそろばんの方が右脳を鍛えるうえでのメリットは大きいと言えるのではないでしょうか。
絵画
絵画では主に、自分の描きたいもの、作りたいものを自由に創作したり、デッサンをしたりします。これらには、自分が表現したいものを1から考える創造力や表現対象の色や匂い、さわり心地などあらゆるものをイメージする必要があります。
そのため、絵画教室では特に、想像力と創造力が身に付けられるでしょう。
右脳をより効果的に鍛えるためには
ここでは、右脳をより効果的に鍛えるために日常的にできることの中から以下の2つを紹介します。
・正しい生活習慣で過ごす
・自分の感じた感覚を言葉にする
正しい生活習慣で過ごす
まず1つ目は正しい生活習慣で過ごすことです。そんなの当たり前、と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、それができていない人がとても多いのです。
基本的に、食事、運動、睡眠の3つができている人は良しとされています。実際、この3つができているのは素晴らしいことです。ですが、それら3つだけができていれば良いのでしょうか。
他にもスマホの使用時間などが気を付けるべき項目として挙げられます。
人間の脳は昔とほとんど変わっていないのに、スマホという魅力的なものが出てきたことでそれに時間を割く人が非常に多いです。スマホは情報の塊で、使いすぎると脳の情報整理などが追い付かなくなってしまいます。
この状態では、右脳を育てようとしてもなかなか効果が出ないでしょう。
もし、本当に右脳を成長させたいと考えているなら、スマホとの付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。
何かを具体的に想像する
日常の中で記憶力や情報処理能力を高める機会はあまりありません。
しかし、想像力についてはそうでもありません。例えば、自分の部屋の壁のさわり心地、匂い、色はどうでしょうか。このようにあるものを1つ選び、それを五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)で感じ取る練習はどこでも簡単にできると思います。
上でも述べたように、右脳を使えば右脳内の他の能力も上がります。なので、何か1つ、ものを選び、それが具体的にどのようなものかを想像する練習をしてみてはいかがでしょうか。格段に想像力が上がり、自然と記憶力なども良くなっていくはずです。
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