ブログ

TOP

>

ブログ

> そろばんは役に立たない?そろばんを習う3つのメリットなどについて解説

そろばんは役に立たない?そろばんを習う3つのメリットなどについて解説

そろばんを継続的に勉強しても子供の役に立たない?

そろばんは、継続的に勉強しても子供の役に立たないと言われることがありますが、本当にそうでしょうか。

答えは、「No」です。

実際、そろばんを習うと、「計算の工夫をせずに問題を解くようになる」、といった様々な理由から、「そろばんは役に立たない」と言われることはよくあり、それもまた事実です。

しかし、それは、計算時に工夫をする練習の機会が与えられていないことが原因であり、そろばんが役に立たない理由ではないのではないでしょうか。

最近では、このような誤解から、そろばんが役に立たないと言われる場合がほとんどです。

ここでは、そういった誤解を解くために、そろばんが役に立たないと言われる主な理由に対する回答を述べるとともに、そろばんを習うメリットについても5つほど紹介していきます。

役に立たないと主張する人の意見

ここでは、そろばんが役に立たないと考えている人たちが持っている主な理由を以下の3つに分け、それぞれについて説明をしていきます。

・学校の勉強でそろばんを使う場面がないから

・計算の工夫をしなくなるから

・デジタル時代の現代の風潮とマッチしていないから

1.学校の勉強でそろばんを使う場面がないから

意見:学校の勉強では、そろばんを使う場面がないため、そろばんができるようになったとしても使う機会がなく、役に立たない

解答:確かに、最近では学校の勉強でそろばんを使う場面はありません。しかし、それが問題になるのは珠算(そろばんを実際に用いる計算方法)の場合です。

そろばんを用いた計算方法には、珠算と珠算式暗算(そろばんを頭の中にイメージして計算する方法)の2通りあります。

珠算までしか学んでいない場合、上の意見はもっともです。

しかし、珠算式暗算では上のような問題はありません。なぜなら、そろばんを手元に用意する必要がなく、頭の中でイメージすることで、どこでも計算可能だからです。

以上のことから、そろばんが役に立っていないのは、そろばんを使う場面がないからではなく、珠算式暗算を学んでいないからではないと言えるのではないでしょうか。

2.計算の工夫をしなくなるから

意見:そろばんを習うと計算能力が向上して、工夫をせずに計算をするようになってしまい、計算時の工夫力が落ちてしまう

解答:確かに、そろばんを習うと計算能力が向上し、計算の工夫をせずに力づくで解くことも比較的簡単にできるようになります。その結果、計算時に楽をするため、計算の工夫をしようとしなくなるのは当たり前で、一見、上の意見はもっともです。

しかし、工夫力が落ちてしまうのは本当にそろばんのせいでしょうか。

もし、そろばんを習っていても、そうでなくても、普段から計算の工夫を練習しなければ、工夫力は当然身につきません。

逆に言えば、普段からそういった工夫力を身に付ける練習をしている人は、工夫力がしっかりと身についています。

実際、そろばんをやっていても工夫力が落ちない人はいくらでもいて、彼らはそろばんによる計算力と工夫力の両方の能力を持っているため、そろばんを習っている人よりも、計算の工夫が得意な人よりも圧倒的な計算力を持っています。

以上のことから分かるように、計算時の工夫力が身につかないのは練習不足によるものであり、そろばんによるものではないため、そろばんが役に立たない理由ではないと言えるのではないでしょうか。

3.デジタル時代の現代の風潮とマッチしていないから

意見:現代では、デジタルの計算機が普及しているが、それらは応用の幅も広く、簡単に扱うことができるため、そろばんを習うメリットはないのではないか

解答:確かに、現代では便利な物も増え、特に計算機においては √ の計算などの複雑な計算を正確に素早く行うものもあります。しかし、それらは非常に便利な一方で、頭を使う機会を減らしてしまい、思考力の低下に繋がる可能性などがあり、現代では問題視されています。

そろばんは、計算機とは異なり、答えを自動で出してくれる訳ではないので、あくまでも計算の補助道具であり、自分の頭を使う必要があるので、そういった問題を解消することに役立ちます。

また、そろばんは理解を深めていくことで √ の計算などが可能となり、計算に慣れていくうちに、暗算で正確かつ計算機を用いるよりも素早い計算ができるようになります。

そろばんをそのレベルまで習得するのには時間がかかりますが、そのレベルまで習得しなくても日常から受験まで様々な場面で役に立つ能力を身につけることは可能です。

以上より、短期的に見るとそろばんを習うよりも計算機を用いることの方が優れていますが、長期的に見るとその逆でそろばんの方が優れていて、総じて見るとそろばんの方が優れていると言えるのではないでしょうか。

そろばんを習うことのメリット5選

そろばんは、計算力を身につける習い事として広く知られているかと思いますが、そろばんを習うメリットはそれだけではありません。ここでは、「計算力を身につける」以外のそろばんを習うメリットについて5つ解説していきます。

・集中力が向上する

・「算数」への苦手意識が減る

・右脳を活性化させることができる

・やり方次第では競争力が身につく

・比較的安い習い事であるということ

1.集中力が向上する

1つ目のメリットは、「集中力が向上する」です。

まず、最初に伝えておきたいのは、集中力とは、「自己効力感」、「モチベーション管理能力」、「注意の持続力」、「セルフコントロール能力」の4つから成り立っている能力のことです。

簡単に説明すると、それぞれ順番に「自分には難しいことでもやり遂げる能力があると思う心理状態」、「モチベーションを引き出す能力」、「1つのことに意識を向け続ける能力」、「自分を律し続ける能力」を表しています。

集中力は、これら4つの要素のバランスによって成り立つ能力であるため、どれか1つ足りないだけで集中力を保つのは難しくなってしまいます。

そろばんは、簡単な問題から計算を始め、徐々に難易度を上げていくことで成功体験を積み重ねて「自己効力感」を高めるほか、継続して通い、モチベーションの管理の仕方を学んで「モチベーション管理能力」を身につけ、集中して1つの問題に取り組むことで「注意の持続力」と「セルフコントロール」を身につけることができます。

これらから分かるように、そろばんはそれぞれの要素をバランスよく身につけることができるため、集中力を向上させるのに向いている習い事と言えます。

2.「算数」への苦手意識が減る

2つ目は、「算数への苦手意識が減る」です。

小学生の嫌いな教科ランキング1位を何年も継続している教科「算数」ですが、2021年度には24,6%の小学生が「嫌い」としました。

多くの小学生が算数に苦手意識を持ってしまう理由としては、主に四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)や繰り上げ、繰り下がりでのつまずきが挙げられます。

これらにつまづいてしまう子の多くは、数字の仕組みが理解できてないことが原因となっているのですが、そろばんではそのようなつまずきをすることはありません。

なぜかというと、そろばんには明確な珠の動かし方が決まっていて、それをルールに従って動かし、その後に数えればよいため、計算でつまずくことがほとんどないからです。

これでは、数字の仕組みが理解できないのではないかと懸念する方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどの場合、計算をしていくうちにどうしてそうなるのかという理解が追い付くので、あまり心配する必要はありません。

参照:小学生白書Web版 学研教育総合研究所|学研 (gakken.co.jp)

3.右脳を活性化させることができる

3つ目は、「右脳を活性化させることができる」です。

一部のそろばん教室では、そろばんを使って計算を行う珠算を学び、その後に、そろばんを頭の中にイメージして暗算を行う珠算式暗算を学びますが、この珠算式暗算が右脳を活性化させます。

珠算式暗算が右脳の活性化に繋がることは早くから想定されていましたが、最近になって、脳に関する情報を測定する精密機器が開発され、これが事実であるということが証明されました。

右脳の活性化は、右脳内に存在する、想像力や創造力、記憶力を司る部位などを刺激し、成長させるということが最近では統計から明らかになっています。

これらの部位への刺激は、義務教育や学習塾に通うといった日常的な生活の中では得られないものであると同時に、お子様の能力を高め、将来の可能性を広げることに繋がります。

参照:右脳開発における珠算教育のあり方について|日本珠算連盟 (shuzan.jp)

   そろばんの効用|日本珠算連盟 (shuzan.jp)

4.やり方次第では競争力が身につく

4つ目は、やり方次第では競争力が身につく」ということです。

そろばん教室には、そろばんの扱い方を学ぶための教室とそろばんを用いた計算の速さで競うように授業を行う教室の2通りが存在します。

2つ目に述べた計算速度を競うような教室では、生徒同士での競い合いが常に行われているため、間違いなく競争力が身につくと言えます。

また、最近では小学生世代のスポーツの全国大会を中止する検討が行われており、競争力が重要な現代で、小さいころから競争力を身につける環境が少なくなってきています。

そろばんは、スポーツではないため、そのような制約を受けないので、競争力を身につける習い事として良いのではないでしょうか。

5.比較的安い習い事であるということ

5つ目は、比較的安い習い事であるということです。

そろばん教室の月謝は、全国の相場が4,000~12,000円、東京の平均月謝が週に3回、各1時間の授業で6,000円となっています。

一方、お子様を学習塾に通わせる場合の月の授業料は、週に2回の授業で集団指導で、15,000円前後、個別指導で25,000円前後となっており、家庭教師をつける場合は、1時間当たり2,000円以上となっています。

これらから分かるように、そろばん教室を他の学習関係の習い事と比較すると、月にかかる費用がとても安いと言えます。

そのため、お子様を長期的に通わせるためにご家庭で無理をする必要がなく、家計に優しい習い事と言えるでしょう。

参照:よくある質問(教室編)|日本珠算連盟 (shuzan.jp)

子どもの計算力×思考力×継続力を伸ばすなら|そろばんToz

驚愕のキャンペーン実施中!初月無料&そろばん+教材プレゼント

期間限定で、3つのキャンペーンを実施中です。

  • そろばんを無料プレゼント
  • 初心者用教材を無料プレゼント
  • 初月無料でレッスンが受講できる

オンライン説明会に申し込む

私どもが運営するToz(トズ)は、「子どもの無限の可能性を引き出す(Zレベルまで)」をコンセプトに、実用性のあるスキルと本質的なスキルとの両立を目指しています。

<こんなことでお悩みではありませんか?>

  • 自分がずっと算数や数学で苦労してきたので子どもに同じ思いをさせたくない
  • 子どもに集中力がなくて将来が心配…
  • 子どもの才能を伸ばしたい
  • 子どもに効率的に学習してほしい
  • 子どもが算数に苦手意識を持っている
  • 子どもに楽しみながらスキルを身に着けてもらいたい

そろばんを通して、これらの実用性のあるスキルを身に着けることができます。

  • 知的好奇心
  • 物事を素早く正しく読み取る力
  • 数字に対する強さや慣れ
  • 集中力
  • 忍耐強さ
  • 基礎的な処理能力
  • 地頭力

さまざまなスキルが養われることにより、勉強に意欲的に取り組めたり算数に強くなったりします。勉強に対する苦手意識を克服し、自信をつけることも可能です。

実用性のあるスキルは、「中学受験合格」にも欠かせない素養です。昨今、中学受験のニーズの増加に伴い、受験体先の早期化が進行。大手学習塾に小学3年生から入塾する場合、入塾までに地頭力や基礎的な処理能力など、勉強の基礎となる能力を高めておく必要があります。

そろばんTozでは、今後、そろばん以外にも作文教室などのさまざまなサービスを提供予定です。

グローバル化・多様化が加速していく社会の中で、子どもが「自由に」生きるための素養を身に着けるためには、実用性のあるスキルだけではなく、本質的なスキルを学ぶことも大切だと考えています。そうした観点から、受験準備のみを想定してスキルを身に着けるのではなく、リベラルアーツ(教養)教育の側面も補い、自律的な考え方・生き方ができるようになっていただきたく願っています。

そろばんTozなら自宅学習がはかどる

そろばんTozでは、オンラインレッスン以外でも自宅学習ができるよう、無料で見れる動画教材を用意しています。動画では、「そろばんとえんぴつのもち方」や「たし算やひき算のやり方」などの動画を公開。そろばんでのたし方・ひき方がわからなくなってしまった場合や計算方法を確認したい場合など、ニーズに応じて活用できます。親御さんが動画を見ながらお子さんを指導する際にも、動画を利用すれば、正しい方法を指導することが可能です。

▼そろばんの動画教材一例

オンライン説明会に申し込む

 

【関連記事】

こちらの記事では、そろばんを学ぶことで得られる効果やその効果を上げるのに適した開始年齢などについて解説しています。

そろばんの効果とは?適正年齢や教室選びのポイントも合わせて紹介

この記事の執筆者

そろばんToZ 編集部

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToZ」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行なっています。

そろばんToZ 編集部

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToZ」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行なっています。

お問い合わせ

各種お問い合わせを、フォームにて受け付けております。
お寄せいただいた内容は編集部にて目を通し、可能な限りご対応を心がけておりますが、
お問い合わせ内容によっては、お時間をいただく場合やお答えできない場合もございますので
あらかじめご了承ください。

    お問い合わせ種別

    (必須)

    お名前

    (必須)

    メールアドレス

    (必須)

    お電話番号

    (必須)

    生徒学年

    (必須)

    学校名

    メッセージ本文

    (必須)