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小学1年生で勉強ができない子によくある理由とは?対策方法についても解説

小学1年生で勉強ができない子によく見られる特徴2つ

ここでは、小学1年生で勉強ができない子によく見られる特徴を2つ紹介します。以下の2つのどちらか、または両方に当てはまっているとしても、コツコツと積み重ねていくことで勉強はできるようになるので、過剰に心配する必要はありません。

疑問をあまり持たない

・目移りが激しい

疑問をあまり持たない

まず1つ目の特徴は、疑問をあまり持たないということです。これは、好奇心があまりないと言い換えることもできます。好奇心があまりないということは、何かを不思議に思ってもその理由を考えず、それがさも当たり前であるかのように考えるということです。

例としては、なぜ地球が温暖化しているかを不思議に思っても、その理由を考えようとせずにそれを当たり前のことだと考えてしまうなどが挙げられます。

このように疑問を解消しようとすることを放棄してしまうと、現在の状況を正しく把握できなくなり、状況を改善することができなくなってしまいます。

上の地球温暖化の例でいうと、なぜ地球が温暖化しているのか分からずにただそれを見守るだけになってしまうということです。

この例を勉強に当てはめると、学校の算数の足し算の授業で1 + 1 = 2 を学んでもその仕組みが分からず、 3 + 4 = 7 のような解いたことのない問題が解けなくなってしまいます。

以上の例のように、結果的に勉強ができなくなってしまうことも少なくありません。

目移りが激しい

次に2つ目の特徴は、目移りが激しいということです。この特徴が見られる子には、集中力が同年代の子と比べて欠けていることがよくあります。ただ、気を付けておきたいのは、好奇心が旺盛なだけの場合もあることです。

集中力が足りない子は何かに継続して取り組むことが苦手で、途中で投げ出してしまうことが多々あります。そのため、授業で先生が説明をしていても、その内容が最後まで頭に残っていることは少なく、結果的に勉強ができない状態になってしまうケースがよくあります。

小学1年生で勉強ができない子によく見られる理由

ここでは、小学1年生で勉強ができない子によく見られる理由を以下の2つの場合に分けて解説していきます。

・特定の教科ができない場合

・全ての教科ができない場合

特定の教科ができない場合

この場合には、「その特定の教科の知識が足りていないこと」が主な理由として考えられます。

小学1年生がつまずくことの多い国語と算数についてそれぞれ解説していきます。

・国語

・算数

国語

小学1年生の国語の授業では、主にひらがな、カタカナ、漢字の勉強をします。

この中でも特に漢字でつまずく子が多く見られます。その理由としては、漢字には似たような字があったり、形が複雑であったり、それぞれ複数の読み方を持っているなどの特徴があることが挙げられます。

算数

小学1年生の算数の授業では、数字の書き方やおはじきを用いた数の数え方、足し算、引き算を学びます。

この中で最もつまずきやすいのは、足し算と引き算で、その中でも特に繰り上がりや繰り下がりのあるものが苦手な子が多く見られます。その理由としては、strong>数の桁が大きいことや1つの数を2つに分解することがあまり理解できていないことが原因として挙げられます。

全ての教科ができない場合

次に、全ての教科ができない場合ですが、この場合は「集中力が足りていない」や「記憶力が足りていない」ということが主な理由として考えられます。これら2つの問題が起きる原因などについて解説します。

・集中力が足りていない

・記憶力が足りていない

まず最初に、「集中力が足りていない」についてですが、上でも少し触れたように、これでは何かに継続して取り組むことが困難になってしまいます。

これは、小学校に入る前から何かに集中する機会が少なかった子によく見られます。

集中力が足りないと、内容の説明を最初から最後まで全部覚えようとするのはとても大変なため、全部を覚えているというのはまれで、基本的には授業とそれ以外のものへ注意が交互に向かうので、内容をまばらに覚えていることが多いです。

次に、「記憶力が足りていない」についてですが、この場合は授業をしっかりと受けているにも関わらず、授業内容が頭にあまり残らないことが多いです。

しかし、これはよくあることで、小学校に入るまでに何かを意識的に覚えようとすることが少ないことが原因として考えられます。

記憶力が足りないと、授業への関心・意欲が高いのに内容をあまり覚えておらず、成績があまり良くない、というちぐはぐな結果になってしまうことが多いです。

おすすめの対策方法

ここでは、上で述べた、小学1年生で勉強ができない子によく見られる理由とその原因を改善できる方法を4つ紹介します。

特定の教科ができない場合に有効

・自宅で問題集を解かせる

・学習塾に通わせる

・家庭教師をつける

全ての教科ができない場合に有効

・そろばん教室に通わせる

自宅で問題集を解かせる

「自宅で問題集を解かせる」という方法は、多くのご家庭が取っているかと思います。

この方法のメリットは、苦手な分野を重点的に勉強することができ、また費用も学習塾に通わせたり、家庭教師をつけたりするのと比べてかなりやすいことです。

一方、デメリットとしては、子供がしっかりと問題を解くかどうかが分からないという点です。最近では、スマホなどの誘惑の強いものが多く、適当に終わらせて遊ぶということも十分に考えられます。

以上より、この方法は集中して物事に取り組むことのできる子にはおすすめです。

ここで、1つ知っておいてほしいのは、勉強は復習が最も大事であるということです。

これは、学習塾に通わせたり、家庭教師をつけたりする際にも言えますが、復習をしっかりとするかしないかで今後同じような問題をどれくらい間違えるかに大きな差が出るでしょう。

具体的な方法としては、子供が解いた問題を親が採点し、なぜそこを間違えたのかを明確にすることです。

例えば、2 × ( 2 + 3 ) の計算結果を7としていたら、かっこを外して最初に 2 × 2 をしてしまったことが考えられます。この場合、かっこの中身を先に計算していなかったことが間違えてしまった原因です。

このように具体的に説明してあげれば、お子様も理解しやすいのではないでしょうか。

学習塾に通わせる

次は、「学習塾に通わせる」という方法です。こちらの方法も上の方法と同様に多くのご家庭が取っているかと思います。

この方法のメリットは、学校の授業よりも授業が丁寧で比較的分かりやすいことや問題数をこなせること、間違えやすい箇所を教えてもらえること、授業を先取りして余裕をもって勉強できること、勉強のみに集中できることです。

一方、デメリットとしては、費用がかかる(週に2回の授業で月の授業料は、集団指導でおよそ15,000円前後、個別指導ではおよそ25,000円前後)ことや毎週決まった時間に塾があって時間の融通がきかないこと、塾に行くのに時間がかかることが考えられます。

この方法は、家では勉強に集中しないまたはできない子におすすめです。

家庭教師をつける

3つ目は、「家庭教師をつける」という方法です。この方法は、私立中学受験をしようとしているご家庭がよく取っています。

この方法のメリットは、教師と1対1であるため、疑問に思う箇所の説明を存分に聞けることや自宅で授業を受けれること、時間の融通がきくこと、勉強をするときの工夫など様々なことを聞けることです。

一方、デメリットとしては、費用が高い(1時間当たり2,000円前後)ことや先生が自宅に来るため、準備をしなくてはいけないことが考えられます。

この方法は、疑問をたくさん考えられる子や時間的にあまり余裕のない子におすすめです。

そろばん教室に通わせる

4つ目は、「そろばん教室に通わせる」という方法です。この方法を聞いたことがある方がどれほどいるかは分かりません。しかし、そろばん教室に通っている子は意外に多く、お子様の学年にもそういった子がいるのではないでしょうか。

あまり知られていないかもしれませんが、そろばんを習うと、計算力だけでなく、集中力や記憶力、そのほかにも想像力や情報処理能力など様々な能力を身に付けることができることが最近では分かっています。

これらの能力は、学校教育や学習塾などで身に付けることができないにも関わらず、子供の将来に大きく役立ちます。

そのため、この方法は、勉強が苦手な子だけではなく、どのような子にもおすすめです。

そろばん教室の月謝の全国の相場は、4,000~12,000円と安く、あまり家計の負担にならないという点においてもおすすめできます。

しいてデメリットを挙げるとするならば、毎週の授業の時間帯が決まっていることやそこに通うまでの時間が挙げられます。

しかし、最近では授業時間帯が都合に合わせて選べ、またオンラインでの授業を取り入れているところもあるのであまり問題にはならないでしょう。

参照:そろばんの効用|日本珠算連盟 (shuzan.jp)

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こちらの記事では、小学1年生の算数をお子様に正しく理解してもらうための教え方や教える際に気を付けるべきことについて解説しています。

小学1年生で学ぶ算数の教え方は?|正しく教えるコツなどについて解説

この記事の執筆者

そろばんToZ 編集部

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToZ」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行なっています。

そろばんToZ 編集部

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