小学1年生の算数を正しく教えるコツ
ここでは、小学1年生の算数を子供に教え、正しく学んでもらう上で欠かすことのできないポイントを3つ紹介します。
・数の概念を教える
・計算の性質を教える
・物を使って教える
数の概念を教える
まず1つ目は、「数の概念を教える」です。数の概念を教えるというと少し難しく感じるかもしれませんが、要はものの数え方や数の大小関係などの数の性質を教えることです。
ここで気を付けなければいけないのは、数の概念を理解しないまま計算を教えることです。
もしそうしてしまうと、1 + 2 = 3 という式があってもこの式を計算して求めるのではなく、丸暗記してしまい、 1 + 3 = 4 というような似た計算が解けないというようなことになってしまう場合があります。
このようになってしまうことを防ぐためにも、あなたの知っている数の性質についてお子様に教えてあげるのが良いでしょう。
方法としては、身近なもので数と関連付けができるものを用意し、それらを使ったクイズ形式のゲームなどがおすすめです。
例えば、飴を10個用意してその中身を自分と親で分けたらそれぞれ何個持っているかや、
そのうちの3つを隠したら2人が持っている飴の合計の数はいくつか、飴を新しく5つ増やしたら合計いくつになるかなどです。
また、飴だけではなく、本などの数えられる様々なものを使って理解を深め、慣れてきたらおはじきなどを用いてより多くの数で問題を出すなどの工夫をするとより深く数の概念を教えることができるでしょう。
計算の性質を教える
次に2つ目は、「計算の性質を教える」です。ここでいう計算の性質とは、足し算では計算結果の数字が式の中で一番大きくなり、引き算では計算結果の数字が式の一番左の数字より小さくなるなどです。
当然、足し算や引き算の考え方を教えることはとても重要ですが、計算の性質を理解することは、足し算や引き算を理解するためには欠かせません。
計算の性質を教えるためには、足し算なら、足し算の計算式をいくつか作り、それぞれの式の共通点を探し、引き算も足し算と同様にして特徴を探します。
例: 1 + 2 = 3 6 + 3 = 9 4 + 4 = 8 0 + 6 = 6 0 + 0 = 0
共通点 ・0が入っていないとき、右辺の数字は左辺の数字のどの数字よりも大きい ・0が入っているとき、右辺の数字と左辺のある数字が同じ など |
共通点をお子様が見つけられない場合は、上の例で言うと0が入っていない式のみに限定するなどのヒントをあげるのが良いでしょう。
また、2つの数字の計算に慣れてきたら、数字を3つなどにしていくとより理解が深まり良いかと思います。
また、2 + 3 = 5という計算式における2、+、3、=、5のそれぞれの意味を明確にすることも重要です。なぜなら、子供にとって + という記号や – 、= は見慣れない記号でその意味も知らず、それぞれの数字がどんな意味を持っているかも分からないからです。
物を使って教える
最後に3つ目は、「物を使って教える」です。これは、上で述べた、計算の性質を教える際にも活用できます。
数の概念を教えることの重要性は述べましたが、最初からそれを正確に理解することはとても難しいです。そのため、数がイメージしやすいように物を使って教えるのがとても効果的です。
実際、物を使った計算の結果を子供に聞くのと、計算式の結果を聞くのとでは正しい解答を答えられるかどうかが大きく異なります。
ご家庭で数の概念や足し算や引き算の問題をお子様に教えるときは、お子様がそれらに慣れるまで、飴やチョコ、リンゴなど同じ大きさの物を用いて説明してあげるのが良いでしょう。
慣れてきたら、お子様にそれらを実際に使って計算させ、それにも慣れてきたら、物を使わずに計算をさせるようにしていくのが良いかと思います。
子供に勉強を教える上で親が気を付けるべきこと
ここでは、子供に勉強を教える上で学習効果をより上げるために、親が気を付けるべきことを2つ紹介します。
・解答を間違えても叱らない
・どこを間違えたかを明確にする
解答を間違えても叱らない
まず1つ目は、「解答を間違えても叱らない」です。お子様が解答を間違えてしまった時に、なぜ簡単な問題が解けないのかなどと叱ってしまう方もいますが、これは逆効果です。そのデメリットは挙げればきりがないですが、大きなものでは、子供のやる気を削ぐ、子供が間違えを恐れて自分の解ける問題しか解かなくなるなどがあります。
このように、子供の成長を妨げる要素を多く生んでしまうため、子供が解答を間違えても叱らず、その代わりとして、正しく解答できた場合に褒めるのが良いでしょう。
どこを間違えたかを明確にする
次に2つ目は、「どこを間違えたかを明確にする」です。なぜそうすべきなのかというと、復習をより効果的にするためです。
勉強をよりできるようにするためには、正解した問題よりも、間違えた問題の方がとても重要です。なぜなら、間違えた問題を分析し、間違えた理由を明確にしてその問題を解けるようにすることで、より多くの問題が解けるようになるからです。
これは当然と言えば当然なのですが、意外とできている人がいません。なぜなら、多くの家庭では、問題を解いた後の答え合わせは子供の自主性に任せていますが、子供は復習を自主的にすることがあまりないからです。
ただ、子供に復習をさせれば良いかというとそうではなく、子供にとって自分がどの部分をできていなかったかを明確にするのは難しい作業なので親が答え合わせをし、どこができていなかったのかを明確にしてどうすればその問題を解けるようになるかを子供に教えて挙げるのが良いでしょう。
算数を得意にする習い事
ここでは、算数に必要な計算力を大きく伸ばすことのできる習い事を2つ紹介します。
・そろばん塾
・学習塾
そろばん塾
まず1つ目は、そろばん塾です。そろばん塾は、子供の計算力を伸ばし、かつ月謝の安い(全国の相場4,000~12,000円、東京の平均月謝は6,000円)習い事として良く知られています。
そろばんは、玉を弾いて計算する道具で、計算時には数のイメージが付きやすく、また、計算の仕組みなども分かりやすいので、子供に計算力を身に付けさせる習い事としてとても適しています。
また、そろばん塾では、学校教育や学習塾では身に付けることのできない、集中力や記憶力、想像力、情報処理能力といった様々な能力を身に付けることができるので、子供の成長を考えるご家庭には強くおすすめできる習い事です。
学習塾
次に2つ目は、学習塾です。学習塾では、基礎的な計算問題から応用問題まで幅広い問題に取り組むため、計算時の工夫などを身に付けることができます。
また、学習塾は他の教科も学ぶことができるほかに学校での授業を先取りして学ぶことができるなどの独自の強みがあります。
ただ、月謝は、週に2回の授業で月の授業料は、集団指導でおよそ15,000円前後、個別指導ではおよそ25,000円前後と高くなっています。
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小学1年生の算数を正しく教えるコツや子供に勉強を教える上で親が気を付けるべきことなどについて説明しました。
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