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全珠連・暗算10級に合格するためには|合格に必要なポイントや問題の解き方を解説

この記事では、全珠連の暗算10級に合格するためのポイントや検定内容、暗算10級レベルの問題の具体的な解き方を解説しています。全珠連の暗算10級合格を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

全珠連・暗算10級の検定内容

試験科目 内容 制限時間 配点 合格基準
みとり暗算A(10問)

みとり暗算B(10問)

3口 3字(5問)・4口 4字(5問) 

3口 3字(5問)・4口 4字(5問) 

各3分 100点

100点

各100点満点中

70点以上

全珠連の暗算10級の検定試験では、みとり暗算のA・Bが試験科目となっています。各種目、3口3字の問題が5問、4口4字の問題が5問の計10問です。制限時間が各種目3分なので、時間内に全問解くためには1問15秒ほどで解く必要があります。1問10点で、各種目7問以上正解すれば、合格です。

参照:暗算検定試験|公益社団法人全国珠算教育連(soroban.or.jp)

受験料

全珠連の暗算10級の受験料は、600円です。暗算検定試験では、7〜10級までの受験料が一律で600円なので、暗算7級の検定試験までは600円で受験できます。

試験日程

全珠連の暗算検定試験は、年12回開催されています。毎月開催されているため、実力に合わせて好きなときに受験できるのがメリットです。実力があれば、毎月受験してどんどん級をあげることもできます。

受験資格

全珠連の暗算検定は、受験資格が設けられていません。学歴・年齢・性別・国籍などの制限がないので、どなたでも受験できます。

申し込み方法

全珠連の暗算10級の検定試験に申し込む方法は、そろばん教室に通っているかいないかで異なります。そろばん教室に通っている人は、そろばん教室の講師を通じて申し込む方法がおすすめです。そろばん教室に通っていない人は、最寄りの全珠連支部に問い合わせてみましょう。最寄りの支部は、全珠連のホームページから調べることができます。

全珠連の暗算10級に合格するために必要なポイント

全珠連の暗算10級に合格するためには、計算方法を理解し、暗算に慣れ、素早く正確に計算することが大切です。3つのポイントを意識して練習することで、暗算の基礎が培われ、合格できる実力が身に付きます。

お子様の年齢や進捗具合にもよりますが、合格に必要なポイントを意識して練習に取り組めば、暗算10級の検定試験に合格することが可能です。以下で、合格に必要な3つのポイントを解説します。

そろばんでのたし算・ひき算のやり方を理解する

暗算の練習をするには、そろばんでのたし算・ひき算のやり方を理解していることが必要となります。そろばんでできないことは、そろばんを想像して行う暗算でもできません。

そろばんでのたし算・ひき算に慣れるまでは、足し方・引き方の紙を見ながら練習するのがおすすめです。そろばんでの足し方・引き方は独特で最初はわかりづらいので、そろばん教室に通っている場合は講師から直接教わりましょう。

暗算に慣れる

実際にはないそろばんを頭の中でイメージしながら指で弾く暗算は、練習して慣れることが大切です。暗算に慣れていないと、実際のそろばんと違って弾いている数が見えないので、数を忘れてしまいます。

目から入ってくる情報が多くて暗算に集中できなかったりそろばんを上手くイメージできなかったりする場合は、目を閉じてみてください。目を閉じて暗算を行うことで、目から入ってくる情報をシャットダウンし、暗算に集中することができます。

計算道具を必要としない暗算を習得すれば、いつでもどこでも計算できるようになってとても便利です。

素早く正確に計算する

全珠連暗算10級の検定試験に受かる確率を上げるためには、3分以内に見取り暗算10問を解く能力が必要となります。解答を書く時間を考えると、1問15秒以内で解くのがベストです。

素早く計算して時間内に全問解き終えても間違いが多いと不合格になってしまうため、素早さだけでなく正確さも求められます。

全珠連・暗算10級レベルの問題の解き方

全珠連の珠算10級の試験では1桁3~4口の問題が出題されるため、以下で1桁4口のみとり暗算の方法を数字を使って説明します。

4口4字(5+3+6+2)のみとり暗算の場合

①5をいれる

②3を足す

③6を足す

④2を足す

以下でやり方の詳細を説明します。

計算前の準備として、まずは、そろばんの珠をはりの上と下に移動して、一の位の定位点を決めてください。

1珠を上げるときは親指、下げるときは人差し指を使いましょう。5珠は、上げるときも下げるときも人差し指を使います。

①5をいれる

イメージしたそろばんの一の位の5珠を人差し指で下げる。

②3を足す

イメージしたそろばんの一の位の1珠を親指で3つ上げる。

③6を足す

一の位には8が入っており、6を足すためには繰り上がらないといけません。具体的な手順としては、一の位の1珠を親指で1つ上げ、人差し指で5珠を上げたら、十の位の1珠を親指で1つ上げます。

8に6を足すだけなのに複雑な手順が必要なのは、8+6を8+(10-4)と考えるからです。8+(10-4)は8-4+10と置き換えられ、8-4の計算をするためには、一の位の1珠を1つ上げて5珠も上げる必要があります。つまり、8+6をそろばんで行うためには、4引いて10足す手順を行わなければならないということです。

④2を足す

2を足すために、一の位の5珠と1珠(3つ)を人差し指で下げます。手順③までの工程で答えが14になっており、そろばんの一の位は1珠を増やすことができません。そのため、14に2を足すのに14+(5-2)の考え方で計算を行う必要があります。

5+3+6+2の答えは、16です。

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この記事の執筆者

編集担当そろばんTOZ

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToz」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行っています。

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