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掛け算のやり方|理解深めるポイントや思うように進まない時の対策を紹介

掛け算をスムーズに身につけるためには

掛け算をスムーズに身につけるためには、まず九九を覚えることが必須です。九九を覚えると、1桁同士の掛け算ができるようになります。続いて2桁の掛け算では、筆算で計算しますが、筆算では掛け算に加えて足し算も重要です。九九を確実に覚え、正確に足し算をしなければ計算ミスにつながり、つまずきの原因となります。筆算に入る前に、九九に苦手な段がないか確認し、マスターしておきましょう。

筆算を用いた掛け算のやり方

筆算は、順をおって計算していくと答えにたどり着きます。桁数が増えても、計算の仕方は変わりませんが、0が含まれる掛け算は注意が必要です。ここでは、筆算を用いた繰り上がりのない掛け算と繰り上がりのある掛け算、0が含まれる掛け算のやり方について解説します。

繰り上がりのない筆算

繰り上がりのない「2桁×1桁」の筆算について解説します。2桁×1桁は、2桁の数字を十の位と一の位に分け、それぞれの数字に掛ける方法です。

ここでは、2桁の数字をabとし、1桁の数字をcとして説明します。ab×cでは、最初に一の位を掛け算するので「c×b」、次に十の位を掛け算するので「c×a」となります。十の位と一の位の答えをそれぞれ書くと、答えはcb・caとなります。具体例を挙げると、「12×3」では、一の位「3×2」と十の位「3×1」」となり、答えは「36」です。

繰り上がりのある筆算

繰り上がりのある「2桁×1桁」の筆算について解説します。繰り上がりの数を足し忘れたり、書く場所を間違えたりして、なかなか正解できないことも少なくありません。繰り上がりの数を小さく書いておく、数字を揃えるといった基本的なルールを教えることが大切です。

「12×6」を例に挙げてみます。「12×6」では、「6×2」と「6×1」の順で計算します。「6×1」の計算に関して実際には「6×10=60」と同じ意味となるため、「12+60」となり、答えは「72」です。

起こりやすいミスとして、一の位からの掛け算の答えをすぐに書いてしまうと「612」になり、とんでもない数になってしまいます。繰り上がりの書き方を間違えているのです。繰り上がりの数を小さく書き、十の位の掛け算の数に、繰り上がりの数を足したものが最終的な答えになります。

0が含まれる筆算

0が含まれる筆算は、掛け算の形が変わってくるので注意が必要です。掛け算では、0に何を掛けても答えは0になります。九九にも登場しない「0の計算」に戸惑う子どもが多いです。例えば、「10×2」では「2×0」と「2×1」となり、答えは「20」になります。

子どもへ、0に何を掛けても0になることを説明するのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。そういった場合は、身近なものを題材に説明してあげると理解しやすいかもしれません。例えば、「1個10円のお菓子を1つ買うと10円だけど、買わなかったら0個で0円になるね」と教えてあげると分かりやすいでしょう。

筆算を用いた掛け算で理解を深めるポイント

筆算での掛け算では、数字の書き方や計算の仕方を分かりやすくすると、初めてでも理解しやすいものです。ここでは、筆算を用いた掛け算で理解を深めるポイントを具体的に解説します。

そのポイントは、以下の通りです。

  1. 位ごとに線を引いて計算する
  2. 計算ごとに色分けする

1.位ごとに線を引いて計算する

筆算による掛け算の理解を深めるには、位ごとに線を引いて計算するのがおすすめです。筆算では、位ごとに揃えて数字を書くことが基本になります。始めのうちは、一の位と十の位の掛け算にそれぞれ線を引いて計算しましょう。さらに、数字を大きく書いたり小さかったりするので、マス目のあるノートを使うことで、位ごとの数字も揃いやすくなります。

2.計算ごとに色分けする

掛け算の計算ごとに色分けするのも、子どもの理解を深めるポイントです。2桁同士の掛け算では、2桁×1桁の計算を2回行うことになります。その場合、最初の計算と2回目の計算を色分けすると、手順を理解しやすくなります。計算ごとの色分けが面倒であれば、掛ける数同士を色分けした矢印で結んで手順を示すのも良いでしょう。

掛け算が思うように進まない時の対策


ここまで、筆算を用いた掛け算について解説しました。しかし、どうしても掛け算が思うように進まないということもあるでしょう。そういう時には、以下の対策を試してみてください。

  1. 生活の中に掛け算を取り入れる
  2. 足し算を使ってみる
  3. 数を分解して計算する
  4. そろばん学習を取り入れる
  5. できたことを褒めてあげる

1.生活の中に掛け算を取り入れる

掛け算が思うように進まない時は、まず生活の中に掛け算を取り入れてみましょう。掛け算は、問題を解くだけがゴールではありません。掛け算が自在に使えることが、生活やその後の学習に活かされます。全部で何個あるのか、いくつのかたまりに分けられるのか、どのような式を立てて掛け算すれば良いのかなど考える機会を作ることが大切です。

2.足し算を使ってみる

掛け算が進まない時は、足し算を使ってみるのも良いです。掛け算の問題は、足し算でもきちんと解くことができます。ただ、数が大きくなると足し算では対応しきれません。足し算を使ってみて、掛け算の方が便利だと気づくことも大切なことです。掛け算の問題を足し算に置き換えて計算し、掛け算でも考えるというように両面で考えていくようにしましょう。

3.数を分解して計算する

数の大きい掛け算は、計算しやすいように分解するのもおすすめです。例えば、「16×11」では、11を「10+1」とし、「16×10」に16を足すと考えるのです。

また、因数分解を用いる方法もあります。「16×25」では、16を「4×4」とし、4×25で100という計算しやすい数にしてから、最後に4を掛けるという方法です。このように、元の計算式を計算しやすいように分解させるとシンプルに計算ができるようになります。

4.そろばん学習を取り入れる

掛け算が思うように進まない時は、そろばん学習が有効です。そろばん学習によって、高い計算力が身につくため、上記で紹介した足し算に置き換える方法や、数字の分解も暗算で計算できるようになります。

1桁×2桁は初級レベルであり、1級になると6桁×5桁の掛け算で30回もの九九を使い、11桁(100億)の答えを導き出すことが可能です。子どもにとって、複雑な掛け算を筆算や足し算で計算するのは時間がかかります。暗算や一括で計算する方法を学ぶのであれば、そろばん教室に通うことを検討しましょう。

5.できたことを褒めてあげる

掛け算がなかなか進まない場合、できたことを褒めてあげると良いです。できたことといっても、正解した時だけ褒めるという意味ではありません。たとえ、間違っていても、いつも間違える九九ができていたり、丁寧に数字を書いたりといったことを取り上げて、褒めてあげましょう。褒めるべき点を探して、褒めてあげるのです。

褒める回数は、子どもの自信とやる気に直結します。子どもの掛け算をもっとやりたい、もっとできるようになりたいという気持ちを育てるためにも、できたことをたくさん褒めてあげてください。

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この記事の執筆者

そろばんToZ 編集部

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToZ」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行なっています。

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