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小学一年生の通知表で見るべきポイントとは?成績が低い子の特徴も解説

小学一年生のお子さんを持ち、初めて通知表を貰ったけど見方がよくわからない親御さんもいらっしゃるかと思います。この記事では通知表の見方から評価方法などを分かりやすく紹介しています。

最後の方では成績が低い子どもの特徴を説明しているのでそちらもご覧ください。

目次

  • 通知表とは?
  • 小学一年生の通知表の見方とは
  • 親からのコメントはどのように書く?
  • 通知表の成績が低い場合の特徴
  • 成績アップを目指すなら「Tozオンラインそろばん」がおすすめ

通知表とは?

通知表とは文部科学省によると「児童生徒の学習状況について保護者に対して伝えるもの。」です。小学校の通知表の場合には学習の記録、行動の記録、特別活動の記録などが記されており、保護者はこれを読むことで子どもの学習状況や生活態度、長所、短所などを客観的に理解することができます。

どのように評価するのか?

評価項目の表現は地域によって異なりますが、1年生の1学期の場合は「できる」「もう少し」の2段階評価で、2学期以降は「よくできる」「できる」「がんばろう」の3段階評価をする学校が多いです。

通知表の評価方法は絶対評価です。クラス内で成績を割り振る相対評価とは異なり、絶対評価では個人の学習の頑張りによって成績が変わります。そのためクラス全員が「よくできる」の評価をもらうこともあり得ます。

いつもらうのか?

通知表は学期の終わりに毎回もらうことが一般的です。夏休み前、冬休み前、春休み前に先生から子どもへと直接渡されます。2学期制を取っている場合などは年に2回のこともあります。

評価基準について

評価は学力の3要素である、「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」から構成されます。テストの得点、発表の姿勢、日ごろの授業態度などが揃うことで総合的に良い評価が得られます。

小学一年生の通知表の見方とは?

続いては項目別に通知表の見方を解説します。通知表を貰ったけどどう見ればよいか分からない方はぜひご覧ください。

学習の記録

通知表でまず目に留まるのは学習の記録でしょう。小学一年生の評価科目は国語、算数、生活、音楽、図工、体育の6科目です。それらには細かく評価基準が設けられています。

例えば1学期の国語なら、はっきりした発音で話せるか、人の話を聞けるか、はっきりと文章を読めるか、ひらがなを正しく書けるかなどが評価対象になっています。通知表ではこのように細かく到達度を理解することができます。学習の記録を見る際は得意科目、不得意科目を理解するだけでなく、各科目内での得意な分野、不得意な分野まで理解してあげましょう。

また得意な箇所は褒めて認めてあげることも大切にしましょう。苦手な箇所がある場合は、どうすれば克服出来るのかを子どもと一緒に考えてあげましょう。

行動の記録

行動の記録は、学校の授業時間外での立ち振る舞いについて評価されます。

評価項目は挨拶が出来ているか、友人と仲良くできているか、決まりを守れているか、整理整頓が出来ているかなど意外にも、細かく評価がされます。行動の記録を読むことで、子どもの意外な特徴を理解することができます。

もう少しの評価があった場合も、子どもを責めることなく家庭内で改善出来る箇所がある場合は指導をしてあげましょう。

特別活動の記録

特別活動の記録では、子どもが何の係を担当していて、どんな姿勢で取り組んでいたかを知ることができます。小学校の係には配布係、黒板係、体育係などがあり、それぞれが与えられた仕事に対して責任を持って取り組みます。

所見

所見では先生から見て、子どもがどのような姿勢で学校生活を送っていたかや、子どもの強みと弱みなどについてコメントがもらえます。

所見を踏まえて、学期内で頑張れたことやもう少しだった箇所を親子で確認すると意味のあるものになるでしょう。

通知表のコメントはどのように書く?

通知表では返信欄が設けられており、親からのコメントを求められることが多いです。

とはいえ何を書けばよいか迷う方も多くいらっしゃるかと思います。

ここではどのようにコメントが適切かを解説します。

先生への感謝の言葉

先生に感謝の言葉を示すことはとても重要です。小学校の先生は複数の教科を指導し、同時に生活指導も行ってくれています。まずは日ごろから様々な側面で子どもに指導を行ってくれる先生に対して感謝の気持ちを伝えましょう。先生からしても保護者からそのような言葉を貰うことでとても励みになります。

所見に対しての感想

所見欄で先生が書いてくれたメッセージに対して返信をすることも適切でしょう。所見欄では子どもが頑張ったことや友達との関わり方についてなど、学校での様子を知ることができます。そうした客観的な意見に対して簡単な感想でもいいので何か返信をすることがおすすめです。

例えば「国語の授業でよく発言をしていた」というコメントがあれば、「家でも国語の授業が楽しいと話していた」などの要領で返信をすればよいでしょう。

家庭での子どもの様子

先生は当然、家庭での子どもの様子を知りません。中には学校では静かな子だけど、家だと活発にはしゃいでいるなど、家と外での態度が異なる子もいます。家庭での様子を書くことで先生は生徒の意外な特徴を把握することができるため、家庭と学校で円滑なコミュニケションを作ることができます。

不適切なコメントとは?

不適切なコメントの例としてまず挙げられるのは子どもに対しての悪口や愚痴です。通知表の返信欄は子どもの目に留まることもあるのでそういったことを書くのは不適切でしょう。また、先生もそのような返事をされると対応に困ってしまう可能性があるので控えましょう。次に挙げられるのは学校や先生に対してのクレームです。保護者から先生に対して「このように指導を行って欲しい」など軽い要望なら書いても良いですが、「成績が思ったよりも低い」や学校に対しての批判はコメント欄では控えるべきでしょう。

何か伝えたいことがある場合は、学校に直接足を運んで話すほうが適切でしょう。

通知表の成績が低い場合の特徴

先ほどまでは通知表を見るうえで重要なポイントを解説しました。ここでは通知表を貰ったけど思ったよりも成績が高くない場合の特徴について説明をします。

粘り強く学習に取り組んでいない

通知表の成績は、「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」で判断をするため、テストの得点が高くても「もう少し」がつくことがあります。例えば、この中の「主体的に学習に取り組む態度」では粘り強く答えを出すことが重視されます。分からないとすぐに回答を放棄してしまったり、授業に集中できていなかったりするとこの部分が評価されにくくなります。

提出物に取り組んでいない

提出物は授業態度、テストの点数と同様に重要です。提出物の出し忘れが多いと授業に対しての関心が低いとみなされ「もう少し」がつくことがあります。小学一年生の勉強は今後の人生で勉強することの土台になるため、宿題などの提出物にはしっかりと取り組む習慣をつけたいです。

発表やグループワークであまり発言していない

「思考力・判断力・表現力等」はカラーテスト(授業のテスト)だけで判断することが難しいため、発表や班活動での発言などで評価されることが多いです。発表やグループワークであまり発言していない場合だとこれらの評価が得られにくくなります。

通知表の成績にこだわりすぎる必要もない

上記で通知表の成績が低くなってしまう場合の特徴を紹介しましたが、小学校一年生の場合重要なのはまず学校生活に慣れることです。成績があまり高くなくても子どもを叱らず、改善できるところからゆっくり直していけるよう指導しましょう。

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この記事の執筆者

そろばんToZ 編集部

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToZ」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行なっています。

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