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全珠連の珠算9級に合格するためのポイント|検定内容や9級レベルの計算方法も解説

全珠連(全国珠算教育連盟)の珠算9級の合格を目指している方は、練習の際になにを意識してそろばんを弾いていますか?珠算9級に合格したいなら、なんとなく練習するよりも合格するためのポイントを意識して連取に取り組むことが重要です。

この記事では、全珠連の珠算9級検定に合格するためのポイントだけでなく、検定内容と9級レベルの計算方法を解説します。ぜひ、珠算9級に合格するための参考にしてみてください。

全珠連・珠算9級の検定内容

試験科目 内容 制限時間 配点 合格基準
かけ算(15問)

みとり算(15問)

2桁×1桁

1~2桁 5口 8字

各7分 150点

150点

各150点満点中

100点以上

参照:珠算検定試験|公益社団法人全国珠算教育連(soroban.or.jp)

全珠連の珠算9級の検定試験は、試験科目がかけ算とみとり算の2種目で、たし算とひき算のみとり算が出題されます。各種目で15問出題され、10問正解すれば合格です。

全珠連の支部に受験願書と受験料を提出した方のみ検定試験の受験資格が与えられますが、そろばん教室に通っている方なら教室の講師に提出を委託できます。そろばん教室に通っていない方は、最寄りの支部に問い合わせて、申し込み方法・申し込み期間・必要書類などを確認しましょう。最寄りの支部は、全珠連のホームページで確認できます。

珠算9級の受験料は、1,000円です。珠算7・8級も同額の受験料で検定試験を受けることが可能です。検定試験は、年12回開催。毎月行われており、自分の好きなときに受験できます。受験資格がないため、学歴・国籍・性別・年齢などの制限なく、誰でも受けられる検定試験です。

全珠連の珠算9級に合格するためのポイント

全珠連の珠算9級に合格するためには、以下の4つのポイントを意識して練習に取り組むことが大切です。

  • 九九を理解する
  • そろばんでのかけ算のやり方を覚える
  • そろばんを素早く正確に弾けるようにする
  • 計算ミスを減らす

4つのポイントについて、詳しく解説します。

九九を理解する

そろばんでかけ算を行うためには、九九を理解している必要があります。九九を完璧に覚えていない場合は、九九の表を見ながらそろばんでかけ算の練習をしましょう。

九九を覚えるのには時間がかかりますが、少しずつでも覚えることが大切です。九九の表を見ずに1〜9の段まですべて言えるようになると、そろばんでのかけ算がスムーズにできるようになります。

【関連記事】

お子様が九九をなかなか覚えられなくてお悩みの方は、こちらの記事がおすすめです。

【九九を覚えられない子ども】見直したい学習ポイントやおすすめの対策|そろばんToz(to-z.net)

そろばんでのかけ算のやり方を覚える

珠算9級の検定試験では2桁×1桁のかけ算が出題されるため、そろばんでのかけ算のやり方を知ってマスターしておくことが大切です。級が上がるとかけ算の桁がどんどん増えて難しくなるため、かけ算の基礎をしっかり学んでおきましょう。

そろばんを素早く弾けるようにする

暗算9級の検定試験に受かる確率を上げるためには、制限時間7分以内に15問すべてを解き終える必要があります。各種目、15問中10問正解すれば合格できますが、10問しか解いていないと1問間違えただけでも不合格になってしまうからです。

制限時間内にすべての問題を解き終えるためには、問題の答えを書く時間を考え、1問25秒以内で素早く計算しましょう。スピーディーにそろばんを弾けるようになれば、時間に余裕ができ、答えを見直す時間を生み出すこともできます。

計算ミスを減らす

珠算9級に合格するためには、計算ミスを減らすことが大切です。完璧でなくてもできる限り計算ミスを減らすことにより、合格率をアップすることができます。計算ミスを減らすことは、暗算9級だけでなく、そろばんの検定試験全般に受かるために必要な要素です。

計算スピードが早く、7分以内に15問を余裕で解ける方は、全問解いた後に検算しましょう。検算とは、計算をしたあとに、間違いがないか再度計算して確かめてみることです。

全珠連の珠算9級レベルの問題の解き方

珠算9級の検定試験で出題される2桁×1桁のかけ算と1〜2桁5口8字のみとり算のやり方を、実際の問題を使って説明します。

計算前の準備として、そろばんの珠をはりの上と下に移動し、一の位の定位点を決めてください。1珠を上げるときは親指、下げるときは人差し指を使いましょう。5珠は、上げるときも下げるときも人差し指を使います。

2桁×1桁(12×6)のかけ算

12×6の両落としかけ算のやり方を説明します。

①指をおく

かけられる数とかける数を足すと2+1=3となるので、一の位から数えて3桁目の百の位に中指を、十の位に人差し指をおく。

②かけられる数の左の数「1」とかける数「6」をかけた数をそろばんにいれる

1×6=6なので、そろばんに6をいれます。中指をおいた桁が十の位、人差し指をおいた桁が一の位になるため、人差し指をおいた桁に6をいれます。6をいれる際は、5珠と1珠を人差し指と親指で同時にはさんでいれてください。

③指を1つ右にずらす

中指と人差し指をそれぞれ1つ右の桁にずらします。

④かけられる数の右の数「2」とかける数「6」をかけた数をそろばんにいれる

2×6=12なので、12をそろばんにいれます。大きい桁の数からそろばんにいれなければいけないため、十の位の1珠を1つ上げてから一の位の1珠を2つ上げます。

12×6のかけ算の答えは、72です。

▼「12×6のかけ算」の解き方動画を見たい方は、こちらをどうぞ。

1~2桁5口8字(37-18-2+3+32)のみとり算

37-18-2+3+32のみとり算のやり方を説明します。

①37をいれる

十の位の1珠を3つ上げてから、一の位の5珠と1珠(2つ)を人差し指と親指で同時にはさんで37をそろばんにいれます。

②18を引く

37から18を引くために、十の位の1珠を1つ下げます。一の位の7から8を引けないので、十の位から繰り下げなければいけません。十の位の1珠を1つ下げたら、10と8の差である2を1の位に足します。2を足す理由は、37-18は37-10-(10-2)と同じで、37-10-(10-2)は37-10-10+2と同じだからです。

③2を引く

手順②の19から2を引くために、一の位の1珠を2つ下げます。

④3を足す

手順③の17に3を足すために、一の位の1珠を2つ下げてから5珠を上げ、十の位の1珠を1つあげます。17+3の計算に2と5を引いて10を足すのは、7にそのまま3を足せず、17+3を17+(10-2-5)と考えてわけて計算する必要があるからです。

⑤32を足す

手順④の20に32を足したいので、十の位の5珠を下げ、一の位の1珠を2つ上げてください。

37-18-2+3+32のみとり算の答えは、52となります。

▼「37-18-2+3+32のみとり算」の解き方動画を見たい方は、こちらをどうぞ。

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この記事の執筆者

編集担当そろばんTOZ

四谷とオンラインで授業を展開している「そろばんToz」編集部です。そろばんや幼児・児童教育に関する情報発信を行っています。

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