この記事では、暗算7級合格に役立つ3つのポイントをご紹介。暗算7級の検定内容や問題の解き方も解説しているので、暗算7級合格を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。
全珠連・暗算7級の検定内容
試験科目 | 内容 | 制限時間 | 配点 | 合格基準 |
かけ暗算(20問)
みとり暗算(20問) |
2桁×1桁
1~2桁 3口のたし算 (4字) |
各3分 | 100点
100点 |
各100点満点中
70点以上 |
参照:暗算検定試験|公益社団法人全国珠算教育連(soroban.or.jp)
全珠連の暗算7級の検定試験では、かけ暗算とみとり暗算が20問ずつ出題されます。各種目は1問5点なので、20問中14問以上正解すれば合格することが可能です。
暗算7級の検定試験に申し込むためには、事前に受験願書と受験料600円を提出しなければなりません。そろばん教室に通っている方は、教室の講師を通して提出できます。独学でそろばんを学んでいる方は、申し込み方法を最寄りの全珠連支部に問い合わせてみましょう。最寄りの全珠連支部は、全珠連のホームページで確認できます。
全珠連では検定試験を毎月開催しているので、進度や都合に合わせて受験することが可能です。受験資格の制限がないので、申し込めば誰でも受験できます。
全珠連・暗算7級合格に役立つ3つのポイント
- かけ暗算を習得するための練習をする
- 繰り上がりのあるみとり暗算を練習をする
- 正確に素早く計算できるように練習をする
かけ暗算を習得するための練習をする
試験科目であるかけ暗算の習得は、暗算7級に合格するための欠かせないポイントです。そろばんを使わないかけ暗算をマスターするためには、かけ暗算のやり方を理解し、数をいれるべき桁やいれた数を正確にイメージしながら計算することが大切です。
かけ暗算を練習し始めてすぐはいれる数やいれる場所を間違えたりするかもしれませんが、問題を解くほどやり方に慣れ、正しく計算できるようになります。
かけ暗算の練習を始める前に、九九とそろばんでのかけ算のやり方を理解していることが大前提です。
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繰り上がりのあるみとり暗算を練習をする
暗算7級の検定試験では繰り上がりのあるみとり暗算が出題されるため、繰り上がりのあるみとり暗算の練習が必要です。練習して繰り上がりのあるみとり暗算に慣れておけば、暗算7級の検定試験本番でも慌てずにみとり暗算の問題を解くことができます。級が上がるほどみとり暗算の字数・口数が増えて繰り上がりの機会も増えますが、繰り上がりのあるみとり暗算のやり方を理解していれば、字数・口数が増えても応用可能です。
正確に素早く計算できるように練習をする
暗算7級の検定試験で合格するためには、制限時間3分以内に20問解いて14問正解する必要があります。暗算検定は、珠算検定の制限時間7分よりもそろばんを使わないぶん制限時間が短く設定されているので、スピーディーに問題を解き進めなければなりません。制限時間内に全問解いても14問以上正解していなければ不合格となってしまうため、素早さだけでなく正確さも求められます。
正確に素早く計算できるようになるために、正確に素早く解くことを意識しながらたくさん練習しましょう。問題を解けば解くほど暗算のやり方や問題のレベル感に慣れ、スピーディに計算できたり計算間違いを減らしたりできるようになります。
全珠連・暗算7級レベルの問題の解き方
実際の問題を使い、暗算7級の検定試験で出題される2桁×1桁のかけ暗算と1〜2桁3口4字のみとり暗算の解き方を説明します。
62×8のかけ暗算
62×8のかけ暗算のやり方を、そろばんを使って説明します。
①6×8=48なので、48をいれる
かけられる数の左側とかける数をかけ算すると6×8=48となるので、イメージ上のそろばんの十の位に4を、一の位に8をいれます。
②答えをいれる桁を、頭の中で手順①の桁から1つ右にずらす
手順①で48をいれた桁から、1つ右の桁に意識をずらします。
③2×8=16なので、16を足す
かけられる数の右側とかける数を計算すると2×8=16となるので、16をイメージ上にそろばんにいれます。手順①で48をいれたときより1つ右の桁に12をいれる必要があるので、480に16を足すイメージです。
62×8の答えは、496となります。
45+9+8のみとり暗算
45+9+8のみとり暗算のやり方を、そろばんを使って説明します。
①そろばんに45をおく
そろばんに45をおきます。
②9を足す
手順①の45に9を足すために、一の位の1珠4つと5珠を上げ、十の位の5珠を下げてから1珠を4つ下げます。手順が多いのは、45に9を足す際に繰り上がりが必要で、繰り上がった先の十の位でも4にそのまま1を足せないからです。
③8を足す
手順②の54に8を直接足せないため、また繰り上がりが必要です。具体的な方法としては、一の位の1珠を2つ下げ、十の位の1珠を1つ上げます。
45+9+8の答えは、62です。
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